【ヒヤリハット】ネタ切れ!安全点検チェックシートを使ったネタの探し方

改善提案を出す

こんにちは、万年係長です。

今回は、ヒヤリハットの提案ネタの探し方について紹介していきます。

 

まずみなさんの勤務先では、どのくらい安全作業やケガに対する意識が高いですか?

「そのくらい大丈夫」とか、「そんなこと起こらない」から心配するなで話を済まされていませんか?

実は…

事故や災害は必ず起こると考え対策している企業は、まだまだ少なく対策が不十分だと言えます!

特に、私の勤務するような中小企業ではそこまで真剣に捉え、対策している企業はまだまだ少ないのが現実です。

ですが…

ヒヤリハットや危険個所を放置したままでは、いつか大事故につながる恐れもあるので、安全対策をテーマに改善提案を考えていきたいと思います。

 

この記事では

  • 安全点検チェックシートを使った改善ネタの探し方
  • 地震・火災・停電それぞれのケースに遭遇した時に、どんな問題が生じるか考える

この2つについて解説していきます。

 

安全点検チェックシートを使ったネタの探し方

危険予知

まず初めに、安全点検チェックシートの作成と点検項目の洗い出しについて解説していきます。

作業環境によって安全点検項目は変わると思いますが、ここでは私の作業環境での例を紹介しますのでよろしくお願いします。

私の職場は、製造業で工場内勤務ですので3つのカテゴリーに分けて点検チェックシートの作成をしました。

その3つのカテゴリーがこちらです。

  1. 工場設備類の点検項目
  2. 各製造機械(マシニングセンター)の点検項目
  3. 通路の点検項目

 

万年係長
万年係長

ここでは点検チェック項目の内容を一部ですが紹介しますので参考にしてみてくださいね。

みなさんの職場環境に置き換えて考えてみるといいと思います。

工場設備類のチェック項目

  • 天井照明に不備や不具合等がないか
  • 壁面にひびや破損・落下物となる要因はないか
  • 製品棚や仮設棚のぐらつきや配置場所に危険はないか
  • 消防設備・消火器等の配置とスペースが確保されてるか
  • コンセント類の発火原因となる差込不備やホコリの排除ができているか
  • その他・備考欄

各製造機械(マシニングセンター)のチェック項目

  • 機械周りに危険を伴う不要なモノはないか
  • 機械周りに油による転倒の恐れがないか
  • 足場マットの滑り防止の処理がされているか
  • 階段のぐらつきやガタつきはないか
  • 手すりのぐらつきやガタつきはないか
  • 足場上の段差・隙間・突起などの転倒要因はないか
  • 設備の不具合・エアー漏れ・油漏れはないか
  • その他・備考欄

通路の点検チェック項目

  • 規定通路幅の確保ができているか
  • つまずきや転倒の要因となる、破損や床の油汚れがないか
  • 非常口の表示灯は点いているか
  • 非常口前のスペースが確保されているか
  • ラインテープの剥がれや汚れはないか
  • その他・備考欄

 

万年係長
万年係長

次に洗い出した点検チェック項目をシートにまとめ、合否判定をして問題があれば修復や改善提案として報告していきますので、これよりシートの作成について解説していきます。

安全点検チェックシートの作成と活用方法

安全点検チェックシートをまとめる際に、チェック項目の他に必要となる項目があるので記載しておきます。

  • チェック項目の合否判定欄
  • 対応方法や処置等のメモ欄
  • 保全課などへの連絡用メモ欄
  • 点検日時と点検者の記入欄

これらの項目を入れて、あなたの作業環境に合わせて点検チェックシートを作成してください。

 

次に活用方法について解説していきたいと思います。

  1. チェック項目に従い合否判定をする
  2. 問題箇所があれば対応策を検討する
  3. 修繕でいくか改善でいくか検討する
  4. 改善の場合は、改善提案としての策を考える

この順番でチェックシートを活用することで、改善提案を行うポイントが明確になってきます!

後は定期的に安全点検を行い、必要であれば点検項目の追加もしていくことで、改善提案をいくらでも提出することができます。

 

万年係長
万年係長

定期的に改善したところを見直し、更に改善をすることでより安全作業へと繋がりますよ!

万年係長
万年係長

コツとしては、素材を変えたり形を変えたりして、より安全になったことをアピールすることで、繰り返し改善提案として提出することができるようになりますよ。

このように安全点検チェックシートを作成するだけで、簡単に改善ポイントを見つけることができるので、是非とも導入してもらいたいと思います。

 

危険予知の観点から改善ネタを考える

危険予知

地震・火災・停電などの災害はいつ起こるか分かりませんよね?

ここで大事になるのが、「災害は必ず起こる」と考えることができるかです!

この考え方を持たない限り、危険予知の観点から改善提案を出すことは難しいと思います。

 

万年係長
万年係長

危険予知の考え方について、私が体験した事例を交えて紹介しますね!

全電源喪失の体験から考える

私は夜勤の時に一度、全電源喪失の経験をしています。

会社敷地内の変電設備の漏電が原因で、突然工場内が真っ暗になりました。

業者に連絡を取り、2時間ほどで復旧できたのですが・・・

通常の停電であれば非常灯が点灯するのですが、どういう訳か非常灯が点灯せずに真っ暗の工場の中での避難を体験したのです。

普段から作業で使う、ペンライトを持参していたのでトラブル無く非難はできましたが・・・。

もしペンライトを持参していなければ、非難することは困難だったと思います。

 

ここで考えるべきは・・・

電源喪失の時に、安全に非難するには何が必要になるかです。

このように考えることで、事前に準備するモノ・避難経路の確保・緊急時の連絡手段など数多くの改善提案が出るかと思います。

また、ケガの恐れがあるものや危険個所の洗い出しも大切になってきます。

つまり、事前にケガの恐れや危険個所の洗い出しをすることで危険予知への意識が高まります。

 

まとめ

安全チェックと危険個所の洗い出しから見つけるポイントを紹介してきました。

みなさんの改善活動の参考になれば幸いです。

安全点検チェックシートを作ることで、危険予知の意識も高まりケガや事故を未然に防ぐ効果も期待できます。

また、定期的にチェックすることで改善ポイントを見つけることができるようになります。

但し、安全面の領域は触れたくない企業や上司が多いのも事実です!

なので改善活動を進める際に、反対されることも多くなると思っていてくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも当ブログでは、改善提案についていろいろ解説していますので参考になればと思います。

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